どうしてマンボーなんだ!!
旅行代理店を長くやっている友人が新規事業でチョコレートショップをやることになり、
その設計を半年ほど掛けてああでもないこうでもないとやって来ました。
ようやくまとまり工事がスタートします。
店舗の正面に一味加えるべく、風見マンボウの設置を提案しました。
友人の反応が・・、
「どうしてマンボウなのだ!」
多分お客様にも聞かれるはずです。
答えは準備しておかねばなりません。
お店の直接的な商品的脈絡からすれば、全くつながりはありません。
これは、デザイナーである私の個人的なコレクションなのです。
力のある彫刻家(工房ゲルニカ 早川栄二さん) の作品なのですが、芸術性が前面に
出ることなく、しかし力量がないと 出来ない造形です。
サラッとした仕事のように見れますが、見れば見るほど 味わい深いものがあります。
気持ちを和ませ、ハッピーにさせてくれるものをもっているように思うのです。
芸術の望ましい一つの有り様です。
早川さんのこのシリーズは非常に気に入っているので、
私の仕事の全て付けたいくらいなのです。
普通であれば、鳥の格好をした風見鶏を付けるところでしょうが・・・、
あまりにも当たり前すぎて 年を重ねた人間には面白くありません・・・。
多分、アイキャッチャーとして 少しの話題になるかも知れません。
それも少しは計算のうちですが、この造形を多くの人に見てもらいたい
と言うのが一番の理由です。
コメント (5)
チョコレートSHOPがきるなんてウレシイですね。
すごくかわいいshop!!
チョコを買ってウィーンに行ける?
チョコレートSHOPと言えば、ジョニィ・ディップの映画「ショコラ」のimageです。
・・・なのに何故ゆえに?何でマンボウなの???
そこが田中宗一worldなのでしょうか・・??
マンボーについてこんな記述みつけました。
『ユーモアたっぷりのマンボウですが、彼らはは「海のお医者さん」「海の病院船」というニックネームを持った、おサカナさんたちのドクターでもあります。魚族の多くは大海を長きにわたって旅しているため、しばしば寄生虫に取り付かれてしまい、それが原因で血液を失ったり、栄養失調になったりします。そうした際、サカナたちは岩かげや砂浜など、自然の地形を利用して寄生虫を落とすのですが、海のど真ん中で、自然の地形を利用できないとき、あの「ぬりかべ」のような大きくて厚い、マンボウの体を利用するのです。
ちなみに、マンボウにはウロコがないので、小さなサカナたちも安心してすり寄れるのだそうです。
もちろん、これだけでは“病院”とは呼べません。
なんと!!マンボウの表皮からは、特殊な抗生物質が放出されているのです。
この抗生物質の効き目によって、たいていの軽い病気は、マンボウに体をすり寄せれば、あっという間に治ってしまいます。
ほかのサカナたちからすれば、まさに、マンボウは大海に漂う便利な診療所なのです。』
マンボーくんって頼りになる良い奴ですね。
でマンボーチョコも限定発売レアものでしょうか?
投稿者:K.Shukuya |2008年10月15日 13:14
Kさん
すてきなコメントをありがとう。
マンボウってすごいのですね。
チョコショップが通りのマンボウになってくれるといいです。
病院とまでは行かなくても、少しの楽しみや楽しさを提供できるとするとうれしいです。
マンボウである必然性を教えていただきましたネ。
あの映画「ショコラ」もなかなかでした。
寓話的なものをデザインの中に取り込みたいというのは、以前からの願いでもあります。
私の場合はダジャレに落ちないように気をつけねばなりませんが・・・。
投稿者:田中 |2008年10月15日 21:56
田中様
私事で申し訳ないのですが実はここは元私の家なので
長年育った家がこんな素敵なお店に
変身してくれるのかと思うと胸ウキウキわくわくです。
ありがとうございます。
亡くなった祖母も父もさぞかし喜んでくれているでしょうー
マンボウのアクセントもかわいいですねー
我が家も一家揃って沢山のお客様にきてもらえるようにバンバン宣伝します。
このお店のオーナさん(○○さん田中様とは幼馴染だとか)にも我が家はお世話になりっぱなしなので本当に田中さんにも本当にこんな洒落たデザインのお店を設計下さって感謝の気持ちで一杯です。
完成が待ちどうしいですー
毎日なんか近所なので見にいきそうな自分が怖いわー
もう工事着工してますねー嬉しいなー
投稿者:hiro |2008年10月16日 12:59
hiro様
励みになるコメントありがとうございます。
旅行の仕事をしながらの工事なので、一気にというわけにはいきません。あっちをやり、こっちをやり、という風な工事になります。
先ずは、裏の方と2階の方から攻めていきます。
現場に通い始めると、いろいろやりたいことが頭をもたげてきます。
託され、理解され、共感されると余計にいろいろなアイデアが出てきます。
多くの人たちの目に触れることになりますから、こうした商業系のデザインは楽しいです。
レスポンスがはっきり出てきます。
通りにいくらかでもデザインの楽しみをアピール出来たらと思いやっていきます。
工事の様子は出来るだけブログにUPしていきますので、
時々のぞいて下さいネ。
投稿者:田中 |2008年10月18日 17:57
田中さん
お忙しい中お返事ありがとうございます。
さっそく友人に伝えてバンバン宣伝させてもらいましたー
素敵なお店に絶対にしてくださいね。
ちょくちょく覘かせてくださいね
ブログも工事の様子もー
投稿者:hiro |2008年10月20日 12:55