O邸-21
3月の後半にスタートした工事がようやく完成しました。
ソーラーシステム搭載の25坪のコンパクトな住まいです。
写真をとるために中に入って、驚きました。
涼しい・・・、暑くないというのが正確か知れませんが、
システムの威力を実感しました。
ここ何日間か、夏モードにしてあるため排熱しているのです。
3月の後半にスタートした工事がようやく完成しました。
ソーラーシステム搭載の25坪のコンパクトな住まいです。
写真をとるために中に入って、驚きました。
涼しい・・・、暑くないというのが正確か知れませんが、
システムの威力を実感しました。
ここ何日間か、夏モードにしてあるため排熱しているのです。
建具の設置
左官工事が終わり建具屋さんが建付けを行っています。
大半の建具はシナベニアのフラッシュで、主張することなく
サラッとした感じです。
施主の意向やセンスを汲み取ってのデザインです。
2階は建具がつきました。
床の養生をはがして唐松のフローリングににワックスをかけます。
トビラもクリアーが塗られるのでつややかになります。
唐松は赤っぽいですから、部屋としての表情が出ると思います。
左官仕上げ
左官の仕上げは2階から1階へ下ってきています。
予算の都合上一部ビニールクロスにしていますが、
大半は珪藻土の壁です。
たいていの場合、体に気持ちいいと実感されますから、
お施主さんへの説得力があります。
トイレは1・2階とも木製のカウンターに小さな手洗いをはめ込んでいます。
既製品のものが山のようにありますが、
やはり木の方がおすすめです。
天然材の持つ力は体でわかりますね。
造作工事 まもなく完了
2階は造作工事が終わり、壁の左官下地も出来ていました。
木部に塗装すれば左官の仕上げも始められます。
6月中には完成しそうです。
右手から衣装室、階段、トイレ、納戸の順となります。
アメリカなどでは主寝室にバスルームが付くのが珍しくありませんが、
日本では個別にではなく、共有が一般的。
O 邸では、施主からの発案でトイレを寝室にじかに付けることになった
のですが、その合理的なアイデアにちょっと驚き、共感しました。
リフォームでやったことはありますが、
直 というのは新築では初めてのケースです。
造作がだいぶできてきました
木工事も終盤に近づいてきました。
今日は大工さんに加えて、電気屋さんが24時間換気の器具付けを
していました。
IH調理器を使うため、台所周りの内装は制限がありません。
天井に板を貼ることが出来ます。
ガスコンロを使うとなるとそうはいかず、一工夫が必要となります。
最近は台所に貼ることが出来る板がありますが、割高。
値ごろ感のある板が使えるので、
実のところIHはありがたいと言えます・・・、設計者にとって。
広くないダイニングキッチンなので、天井を一面のデザインとして
シンプルとしたいところ。
そうすることで、狭くてものびのびした感じが出せます。
収納
O邸は25坪のコンパクトな住まいです。
居間代わりの小さな和室と寝室の二部屋それに納戸。
収納は結構あると思います。
使いよいところに適量の収納それはきれいに快適に生活していく
ためにぜひ必要です。
ワードローブはハンガーに吊るすのと、引き出しの2種類から構成。
引き出しは、先日イケアに探しに行ったプラスティックの箱で
代用することにしました。
階段がついて、ボードが大 分貼り上がりました。
押入れやワードローブなどの造作もできつつあります。
大部分が真壁のつくりなので、枠類が大壁に比べ 多くありません。
在来工法の住宅では、かなりの量の柱や梁が使われています。
O邸では、その半分くらいが現しとなります。
見せ過ぎると、うっとうしくうるさい感じがします。
木は蓄熱したり、調湿したりしますから 現すべきなのですが、
デザインからすれば 見えなくすることも 大事なことです。
ソーラーシステム「そよかぜ」を組む。
床も仕上がり、天井も貼れてきたのでいよいよ「そよかぜ」の設置。
現物をあれこれして、マニュアルを見ながら組んでいきました。
今日が定休日のOさん現場見学しつつ、ついでに手伝いもしてもらいました。
ひとつは屋根に取り付けたチャンバーに取り付ける箱、
空気を建物内に取り込んだり、
外部へ排出したり交通整理をします。
今日は1階も2階も床貼り
これからの工事はハイスピードというわけには行きません。
昨日と今日で大きく風景が変わることはありません。
1階は鈴木さんと山野辺さん、何度も一緒に仕事をしたことがある
大工さんたちです。
丁寧にしっかりとした仕事をします。
今日いったのははちょうどお昼時、食事の風景をTOPの写真にしました。
大屋根を葺く
標準外寸法のため製作に時間がかかったメインの屋根材も
出来上がり、大きな面が大体葺き上がりました。
チャンバー廻りなどの細かい部分の作業が
後二日ほどかかりそうです。
道路を挟んだところの公園から定点的に写真を撮るのですが、
新緑の占める割合が大きくなっています。
屋根・壁・基礎に断熱材を入れる。
ソーラー部分の屋根材は休み明けに搬入予定。
今日の現場は外部の防水紙と断熱材の充填、
それに蓄熱体となる基礎の外周部の断熱材貼り。
モルタル用のラスアミも準備されていて、中と同時に外も仕事が進みます。
大工さんが4人投入されていて、かなりのスピードです。
北側下屋の屋根を葺く、外回りの下地第一段階はほぼ終了します。
南側大屋根のソーラーの部分は寸法が規格外となるため、
板の加工製作に時間がかかると言うことでした。
北側部分は標準品で、すぐに材が入り作業ができました。
軒先等の端部や壁とのぶつかり部分は、現場に合わせて加工したもので納めていきます。
事前に打合せをしっかりおこなって、ていねいに仕事をする若い職人さんです。
大工さんや左官屋さんなどと違って、
人目の少ないところでの仕事が多いのが板金やさん。
大工さんに加え板金やさんが現場に入ってきました。
建前が済んでからしばらくは大工さんだけの現場でしたが、
作業が進むにつれ様々な職人さんが加わってきます。
サッシュが大体取り付けられ、外壁の下地の合板が張り終わると防水紙を貼りますが、
その前に基礎の上辺りに水切を付けなくてはいけません。
屋根の上で板金やさんと打合せ
ソーラー関連の木工事が終わったので、板金やさんに現場に来てもらって打合せ。
各部の納まりを相談して決めていきます。
空気を通すところの板の加工は、仙台の方の工場で行うとのこと。
現場の寸法似合わせて、機械の微妙な調整をするため少々時間がかかるとか・・・。
若い大工さんが掃除機を使って、ノコくずをきれいに取り除きました。
垂木(90×30)間に出来るスキマを、空気が暖められながら
上のチャンバーに向かって 登って行きます。
ソーラーシステム(そよかぜ)の設置。
太陽で暖められた屋根面の空気を1階床下のコンクリートに熱として蓄え、
全館を煖房換気するというのが「そよかぜ」です。
O邸では奥様の強い要望で採用されることになったのです。
OMソーラーを含めO邸が6件目の仕事になります。
建物全体が一つの熱環境として扱われ、
天然材の効用と共に快適な住まいの決定的な役目を担います。
屋根の野地板が貼れて・・・・、
大工さんの仕事は二ヶ月くらい続くのでしょうか・・・。
新築の場合はリフォームのように、スピィーディーには進まない段階があります。
ある意味、そののんびりとしたところが新築の良いところですね。
今日は土曜日、この一週間は素晴らしい春の日和でした。
屋根に黒い紙を貼れば一安心。
来週の中頃になりますが、それまでは雨の心配は無さそうです。
土曜日ということもあって、公園では子供達と一緒に遊ぶ
若いお父さんの姿が見うけられました。
建前が終わり、木工事が本格的にスタートしました。
目の前が小さな公園で、保育園前の小さな子供がお母さんと一緒に遊んでいます。
とても穏やかで人間的な場所です、ここは。
いかにもソーラー利用がしっくり来る、木の家が似合いそうな雰囲気が感じられます。
廻りの家に比べ屋根が低いのは、法的な高さ制限と言うこともありますが、
真壁構造を活かして、空間をコンパクトにしているからです。
遣り方 現場が始まりました。
建物の位置を決めるために周囲に板(貫板)をめぐらし
そこに壁の通りをしるしていきます。
北側の境界が斜めになっているため少々めんどう・・・。
あくまで遣り方は直角に、
正確な壁の位置や寸法を出さなくてはなりません。
地鎮祭、いよいよO邸がスタート。
O邸はTXの三郷中央駅に近い、外環を超えたすぐのところに位置します。
新駅からすぐのところ、区画整理地区内におそば屋さんを設計していますが、
そちらも同じOさんで、お店と住まいを同時並行的に建築するという
なかなか得難い経験をさせてもらうことになります。
新しい住まいから新しいお店まで3・4分で行けるという
何とも幸運な巡り合わせ。
Oさんの人柄が幸運を呼ぶのでしょうね。
今日は春らしい日差しでしたが、風が強く寒い地鎮祭でした。
明日は雨になるということ、幸運な日取りでした。
神式の地鎮祭が一般的と思いますが、今回はお坊さんによる仏式。
ホラ貝で始まりホラ貝で閉じるというものでした。
私にとって初めての経験でした。
田中 宗一 (たなか そういち)
一級建築士(NO.95795)
オリジナルキッチン、天然素材のデザインリフォームのことなら、どんなことでもお気軽にご相談下さい。私が直接対応させていただきます。
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