千葉県柏市にある一級建築士事務所 游工房。オリジナルキッチンと天然素材のデザインリフォームを提案しています。

2009年01月04日

新春第1弾作品-1

桜散る椅子・・・。

暮れから作り始めた椅子の続きを今日から再会しました。
9日から始まる展覧会のための作品です。

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38本のタテパーツに桜の花びらをあしらいました。
一つにはデザイン、一つには軽量化。

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2008年02月15日

Y邸を見に行く

何と、田舎家を衝動買い!!

二ヶ月ほど前に、あるギャラリーで私のところを知ったYさんが、
船橋の方からリフォームの相談にみえました。

しばらくしてYさんから電話があり、
「ぜひお願いしたいのですが、実は茨城の方に田舎家を買いまして・・・、
どちらかというと、そっちの方を先にやりたいのですが・・・・。」

「はあ~?」

「友達からすすめられて・・・・。」

「見たら、たたずまいが気に入って・・・、庭もなかなかすてきなので・・・。」


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これがその衝動買いのように買った家。
西南が市の公園、道路を挟んだ東側が田んぼ。
見せてもらえば得難い物件・・・と言えそうです。

でも、ちょっと前に船橋のY邸を打合せを兼ねて実測しに行ったのですよ。

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2007年07月12日

居酒屋の作り方-2


どの様な店にするか?

規模・予算・立地の特性・ターゲット・客単価・商品構成・提供するサービス・・・・。

そうした各条件を、‘ある形’にまとめていかなくてはなりません。

条件を整理して、行き着く‘マーケッティング的な形’というのも  あると思います。

もう一つの大事な点は 結局‘どんな店がやりたいんだ’ということです。

繁盛店は、有形無形にそういう意志(こんな店をやりたいんだ!)を持っている、
ということに他ならないと思います。

新しいタイプの店が次から次へと出現しています。

魅力があり、鮮度の落ちない店を作りたい。

2階との使い分けも考える必要がありますが、営業・実践の中から答えが出てくるでしょう。

私の仕事は、主にハードのデザイン。 
デザインについて重要と思われる点を、アットランダムにピックアップしました。

全体、個別 、それぞれに  テーマ・コンセプト・アイデアを設定し、
ふるいにかけ絞り込み、まとめていきます。

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2007年05月11日

Y邸デッキでBBQ


連休最後の日、Yさんのデッキ完成記念BBQに呼ばれました。
Yさんはブロック造の住まいをDIYで完成させた強者。
それをプロに頼んでリフォームし、快適な住まいが出来上がったのですが、
どうしてもデッキを作りたいということになり(DIYで)・・・、
設計、材料の手配、鉄骨屋さんとの施工的なやり取りは、私たちがやりました。

昔 取った 杵柄で 、作りたい気持ちがまたまた頭をもたげてきて・・・。
Yさん、作ってしまいました。

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全員集合写真、1・2階のデッキで40~50人のパーティーは出来そうです。
いつかビックなのをやりたいな~。

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2007年04月12日

寝室のリフォーム-6 ワードローブ

8)ワードローブを作る

腰の悪い加奈に合ったワードローブを作ることになりました。
引出しはどうしても 下の方に収納することになります。
彼女にとって かがむ姿勢は出来るだけ避けたいところ。
それで、下の部分は捨てて 高さ的に無理なく使える部分に収納するワードローブを作ることになりました。
レッドシダー材で箱を作り脚を付け、両開きのとびらを付けます。
内部は棚にカゴを置くようにします、セーターなどはたたんで直に棚に起きます。
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棚板も極力薄くしました。
ちょうど使えそうなカゴが安く手に入ったので、それに合わせて寸法を決定。

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2007年04月11日

寝室のリフォーム-5 左官

6)左官下塗り

いよいよ左官工事です。
最近ではDIYでこれに挑戦する人が多いようです。
ラフな感じに仕上げるのであれば、初めての人でも出来ないことは無いと思います。
塗るのは大変ですが、苦労するだけのことがあります。
人の体との相性が良いのでしょうね、落ち着きます。それを実感します。

シーラーを塗って、まず下塗りをやります。
一発塗りでもOKとのことですが、やはり下塗りはやった方が良いですよね。
塗り厚が計5mm位になってボリューム感も出ますし、調湿効果や蓄熱効果も上がります。

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養生をしっかりすることが大事です。
専用のシートを貼ったり、新聞を敷いたり・・・。

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2007年04月10日

寝室のリフォーム-4 天井の化粧材

5)天井に付ける化粧材

レッドシダー材をアール型にカットして天井のボードのジョイント
のところに取り付けます。

天井は壁と同じく左官塗りの予定ですが、
広い面をきれいに仕上げるのは簡単ではありません。
天井面に区画を作って 狭く塗ろうという考えです。

それとデザイン的に何か欲しい、簡単で効果的な・・・。

それに、何か下げるときに使うことも出来ます。


レッドシダーのクリアー材(無節)はとても加工が楽です。
それに渋めの色具合が気に入っています。
柿渋を塗るとさらに渋くなり左官とベストマッチ。

2007年04月09日

寝室のリフォーム-3


4)壁を作る

化粧梁の設置のため下地を作りそれを延長して部屋全体の壁下地としました。
断熱材の挿入や配線スペースにもなります。
全体で8cmほど狭くなりますが、しっかりした壁が出来るし壁にあった段もなくなってスッキリ。
古材の梁が壁にきれいに収まるにはこのやり方しかありません。


黄色の壁が従来のものです。
窓枠も出っ張っていたのでこれできれいに収まります。

2007年04月08日

寝室のリフォーム-2 梁の設置

3)梁の取り付け


古材を取り付けるために下地を作ります。
その分 部屋が狭くなりますが、断熱材を入れるスペースともなりました。


梁にアゴを付けて下地に引っ掛ける。

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2007年04月07日

寝室のリフォーム-1古材を使う

1)古材探し

寝室のデザインは 加奈のアイデアを取り入れて設計。
古材を使いたいということで、ネットで探してみるとそれほど遠くないところに
扱っている工務店があり、山のような置き場の 上の方にあるものの中から
杉の梁材を選びました。

広いところに並べてくれれば選べるのですが・・・。
下の方に良さそうなものがあるように思えますね。

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2007年02月28日

IKEA(イケア)の家具

  イケヤは北欧の日本でも人気の家具メーカーです。
  材料はパイン材、彼らは節などあまり気にしません。
  木に節があるというのは当たり前のことですからね。
  カジュアルで、自由な感性のデザインが 多くの支持を得ています。
  それに安い  というのが一番の魅力といえるかも知れません。
  もはや  節をいやがる人は少数派のように思いますが、
  イケヤの家具は  節のデザイン的魅力を  引き出し 我々日本人に
   教えてくれたのではないでしょうか。
  唐松や赤松のフローリングがよく使われるようになったことと
  つながりがあるように思います。

2007年02月26日

針葉樹VS広葉樹

特に床材を決めるときに  針葉樹(杉・檜・松など)のフローリングにするか
広葉樹(ナラ・桜・カリンなど)のフローリングにするかがポイントになります。
針葉樹は柔らかく体に優しいのですが、傷が付きやすい。
広葉樹はその逆。もう一つの特徴は針葉樹は  長い材が取れるのに対して
広葉樹の方は  短いものを継いでいく感じです。
私は針葉樹をすすめますが、考え方や感じ方で決めてもらいます。
住みだしてから良さに気づくことになりますから、日頃から実物に触れておくことが
大切ですよね。
  

2007年02月24日

堅い床

    ある大手ハウスメーカーによる  すまいをリフォームすることになり
  打合せにお宅にお伺いしました。
  丈夫が身の上の住宅、コンクリートのスラブの上に
  和室はタタミを敷く、洋室はフローリングを直貼りする、
  建具の枠はのせるで、バリアフリーとなっていないのですね。
    コストダウンと合理化の追求でしょうが、
    あまりにも作り手優先の発想、住み手への配慮がありません。

  健康や快適さへの視点を欠いています。
  クレームなど無いのでしょうか?
  
  リフォームするに当たり、直貼りの床は体によくありませんから
  下地を組んでのフローリングを薦めました。
     配線スペースに使えますし、断熱材も入れることが出来ます。

  このメーカーは家は壊れないというのが、確か 最大の売りでした。
  
  時をおかず お伺った別のお宅でも、同じように直貼りの床で
  奥様はナースシューズを履いておいででした。
  意外と多いのですね。
  こうしたことは住みだして、経験してみて気づくことです。
  設計の段階で、家づくり初体験の施主の方から
  気がつくということは無いでしょうね。
  設計者として、注意しなければと思いました。
  
  知り合いから、犬とフローリングの話を聞かされました、
  堅い床は犬の足(膝)も痛めるんですって・・・。
  

2007年02月22日

作り付け家具の材料

 建具の枠なども造作といいますが、私たちがよく使うのは収納とか
 作り付けの家具等に対してです。
 今のすまいの特徴の一つが造作の多さです。
 そして、造作に必要となってくるのが面材(パネル)です。
 代表的な面材が、TVのリフォーム番組で毎回登場するランバーコア。
 合板の一種で、これで箱をつくったり、棚板にしたり、厚さもいろいろあり非常に便利な材です。
 接着剤を使用していますので、化学物質ゼロという訳にはいきませんが・・・。
 
 デザイン的にちょっと もの足りないとき、私は2×4のレッドシダー材やパイン材を
 ビスで接ぎ合わせて  パネルをつくります。
 ムクの木材なので、調湿機能や蓄熱機能にも  一役買うことになります。
 生きた材なので収縮したり、少し反ったりします。
 気にしない方にとっては  良い材だと思います。

 カウンターなどには堅木(ナラやタモなどの広葉樹)の集成材を使うことが一般的
 です。
 ピースの寄せ木状態ですから、自然の一枚板的な良さは望めません。

 堅くて丈夫、反らない、収縮がないというのが身の上。
 階段などにもよく使われます。
 
 個人的にはパイン系の継ぎ手のない集成材が気に入っています。
 安くて気楽に使えます。
 堅木のように主張しないので、量 使っても  うっとうしくありません。

2007年02月21日

ワンフロアーでの生活

 ワンフロアーといえばマンション生活。
 戸建てにおいては、子供たちが大きくなって  出ていくころに
 リフォームのタイミングとなり
 寝室を2階から1階へ  というケースがあります。
 
  ある時期には広さが必要ですが、別の時期となると
 コンパクトであることが  とても重要となります。
 2階は  そっくり2世帯用のスペースとして残しておいたり、
 あるいは人に貸すということだって考えられます。

 すまいを長く使う  ということは内部を様々に
 リフォームする ということに他なりません。

2007年02月20日

すまいのダイエット

   打ち合わせで  色々なお宅へ伺います。
 大半のお宅が ものであふれています。
 ものはすべてお金ですから豊かさのしるしなんですが・・・。
 目に快適とは言えません(失礼)。
 
 リフォームを機にすまいのダイエット、と いきたいものです。
 先日 伺ったお年寄り夫婦のお宅では  危険な感じさえしました。
 床に置いてあるものに  足を引っかけたり、
 手をついた台がもので一杯で、こけてしまいそうだったり・・・。
 私も人のことは言えないのですが、
 整理整頓がし易い  収納提案の必要を実感しました。

2007年02月19日

満足出来ないリフォーム

 リフォームについての(財)住宅リフォーム・紛争処理センターのアンケートです。

 信じられないような結果です。
 完成したリフォームについて、「こんなはずじゃなかった」と、
 役半数のユーザーが 満足していないのです。
 
 ないものをつくるのですから、完成しなければ  分からないこともあります。
 それにしても大きなお金を出して、どんな風になるか  完成後の姿が
 よく理解されていなかった、というのはちょっとおかしいですよね。
 
 時間をかけて  何をしたいのか、どんな風になるのか
 設計の段階でイメージをつかみ  確認しておきたいものです。
 設計の段階で納得し  満足できなければ、
 完成して満足できる訳がありませんよね。
 多くのユーザーは  完成の姿を、「都合良く」想像しているのでしょうか?
 

2007年02月18日

大きくても小さくても設計は大事

  設計者がリフォームに関わるケースは多くありません。
 ユーザーが 業者に直接依頼することが 一般的のようです。
 
 ユーザーと業者の間に設計者が入るメリットは何でしょうか?
 
 設計図、仕様書、仕上げ表をつくることで複数の施工者に
  同一条件で見積もり依頼が出来ます。(合い見積り)
 見積書は 単なる数字以上に、施工者自身を語る
 会社案内と  いえるのではないでしょうか。
 誠実さや会社の理念等を、そこから少し読み取ることが出来ます。
 
 もう一つ、スケジュールのことがあります。
 よい施工者は忙しいことが多く、タイミングが合わない時のために
 複数の施工者を 候補として想定しておくこと良いと思います。

 設計者はユーザーの代理者として、施工者と折衝したり、
  現場をチェックしたりします。
 リフォームでの多くのトラブルは、設計者を欠いていることから
 起きていることがとても多いのです。

2007年02月17日

住宅設備がリフォームをリード

 
 水回りの不具合からまず、システムキッチンやユニットバスなどを始めとする
   住宅設備の更新がリフォームのりード役として先行しました。
 そして、間取りなど 生活のスタイルに合わせた  総合的(構成的)な改装に
 関心が向かってきています。
 時代と共に 住まいはその中身を変えていきます。
 又家族の変化にも 対応しなくてはいけません。
 家は変わらない部分と 変わり得る部分とで 出来ていると言えそうです。
 変わりうる部分を見つけるのがリフォームかも知れません。

2007年02月16日

住宅の寿命27年!もったいない!

日本の住宅の寿命は 27年と言われています。アメリカやヨーロッパに比べて半分くらいだそうですが、もったいない話です。 今の生活の形について行けない住宅、狭い家や、変化への対応力の乏しい家が寿命を短くしている大きな理由です。

30年前に建てられた家でも、大工さんがしっかりとつくったものはそう簡単に壊れるものではありません。資源の点からも、 住まいの歴史をつなげていくということからも使用可能な家は、どんどんリフォームして 住み続けましょう。
又新築では考えられないような プランもありでデザイン的可能性も大いにあると思います。 

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