H-20 予定通り出来上がりました。
2ヶ月の工期を消化して予定通り完成しました。
雨に降られたのは3日ほどだったと思います、お天気には恵まれました。
日本中大雪だというのに関東は晴天続き、風に吹かれることもあまり無かった
のではないかと思います。
既存のデッキとつながった新しいデッキ、その先に玄関という風になっています。
木々の陰がデッキの上に美しい絵を描きます。
コンパクトな住まいをこのデッキはいろいろと補ってくれると思います。
2ヶ月の工期を消化して予定通り完成しました。
雨に降られたのは3日ほどだったと思います、お天気には恵まれました。
日本中大雪だというのに関東は晴天続き、風に吹かれることもあまり無かった
のではないかと思います。
既存のデッキとつながった新しいデッキ、その先に玄関という風になっています。
木々の陰がデッキの上に美しい絵を描きます。
コンパクトな住まいをこのデッキはいろいろと補ってくれると思います。
あるところで不要になった集成材のテーブルトップを楕円にカットし直し、レッド
シダー材で足を作り足して食卓を作りました。
もう一つ和室の本箱用に作った棚を食器棚に変更、敢えてトビラは付けずに
オープンで使います。
ここ何年もの間、カラーリングは大体柿渋を使います。
くすんだ色合いが木やケイ藻土の壁などに良く合うということもあります。
樹種などによって色が微妙に異なるというのも魅力です。
色をコントロールするのは難しいのですが、偶然に好みの色が出来るという
こともあります。
カラーサンプルで色決めが出来ないので塗装屋さんにまかせる訳にもいかず、
私が色を作り、自ら塗装することになります。
塗る量がが多いといささか大変ですが、デザインの「決め」になるのでがんばっ
てしまいます。
足場が外れて隣ののアパートの階段から外観の写真を撮らせてもらいました。
タテ樋が雨戸とぶつかりを避け流ためパイプを曲げてもらいました。
サッシュは母屋にあった物を移設、そのため色が合いませんが、それも増築たる
ゆえんで、気にしない気にしない。
何でもかんでも会わせることはあありません。
そのうち目になれてなじんでくれるでしょう。
台所の正面の壁はタイル貼りにしました。
元気が出るようにと言うことで、お施主さんが赤系の色で決めました。
最初は赤・オレンジ系で提案していたのですが、最終的にすすめたのが
ベージュ系。
それでも元気の出る色との最初の一言が記憶に残っていて、赤になりました。
木工事が終わり、設備器具や電気関係の器具付けそして建具の建て込み、
いよいよ終盤です。
デッキがほどよい作業スペースとなり、建具屋さんは仕事が捗ります。
泉川さんだけではまかないきれないときに登場するのが宮田さん。
いかにも職人さんといった、職人さんの代表のような人です。
個性的で自信に満ちて、それでいて立場をしっかりわきまえている、現場を
気持ち良く和ませる力を持った人です。
キッチンは原始的というか古典的というか、敢えて今風には作りませんでした。
ここで生活するのは80歳を超えたおばあちゃんです。システムキッチンは
とても合わないと思いました。
というよりも、トビラは引き違いが良いだろうと言うことから発想しています。
それは私の解釈で、全体的に見てシステムキッチンよりも木で作った台所の
方が心地良いと考えたのです。
流しの前の小窓から小さな庭が望めます。
左手はデッキでこの小さな台所と一体的に使える空間、日だまりが出来る
便利で心地よい場となると思います。
板金屋さんの屋根の仕事には残念ながら立ち会えませんでした。
以前にも面倒な屋根をやってもらったことがあり、どんな屋根でもOKのような
信頼感が持てる板金屋さんです。
神社などの屋根をやっているところですから、このくらいの屋根は難しい仕事には
入らないに違いありません。
今日から壁のOSB貼り。
Rの天井と床にに直に張り込むため、逃げが全然ありません。
一番大工さんがいやがるやり方ですが、狭い空間を伸びやかにするのと素材
をストレートに表現するために、いわゆる見切り材を省きました。
結構神経を使う作業なので、辛抱がいります。
母屋の外屋との取り合いを考えて屋根をウェーブさせました。
それにあわせて雨樋もウェーブさせ、その形からヘビに見立てて奥の方は
しっぽに手前は口に加工してもらいました。
私のデザインにはヘビがモチーフとしてたびたび登場します。
いろいろ説明は後付けできるのですが、要するにちょっとした遊び・ユーモアです。
今年初めの手仕事は猫の玄関作りです。
Hさんのお母さんは猫を2匹飼っています、その玄関です。
既製品でもあるのですが、私のデザインに合いそうもなく作ることになりました。
そろそろ外壁を張り出すので、その前に設置しなければなりません。
半ば冗談、お遊びでトビラに(うまそうな)ネズミの絵を彫りました。
猫が分かって飛び込んでくれると、「してやったり」なんですが・・・。
そんなに調子よく行く訳ないですよね。
天井は杉の貫材でいわゆる化粧材ではありません。
本来はノコ目を想定していたのですが、プレナー材が流通していると言うことで、
そちらを使いました。
あえて美しい材よりもラフなテクスチャーにしたかったのです。
美しい仕上げ材の美しい空間は美しいと思っても、あまり魅力を感じません。
安い材料、ラフで素材感のある材料をおもしろく、ざっくりと使う方が好みです。
母屋の2ヶ所のサッシュを増築部分に移設します。
あと一週間で今年も終わり、外回りをとりあえず下地の段階で完了させて年を
越そうと思います。
外回りの一ヶ所は木製の建具なので、仮の壁でふさぎます。
木製の建具は工程的には最後になりますので、工事中のセキュリティーを考えて
おかねばなりません。
今日は土曜日、気持ちの良い青空が広がっています。
隣接地に並行的に始まるアパート建設の関係者の顔合わせが行われるため、
そちらにも参加しました。
外構のデザインを私がやるため、多少重なり合うところがあるからです。
増築工事の方は屋根の野地板の端部が整えられ防水紙が貼られました。
建て方に立ち会いたかったのですが、箱根行きでならず、今日しばらくぶりに
やっと現場に行くことが出来ました。
既存建物との取り合いを検討して考え出したウェーブした屋根が図面通り
立ち上がっていました(図面もたくさん描き、打ち合わせもしていますから当然
の話ですが)。
母屋の方がオーソドックスな形で、ウェーブはそれを少し崩すという意図もあります。
今日も青空が広がり、現場廻りの木々はすてきな色に染まっています。
赤や黄色に色づいて、一年を締めくくろうとしているのですね。
私たちの仕事やスタートのについたばかりですが・・・。
この現場の記憶は紅葉と共に残りそうです。
ちょっと雨が降ったお陰で一日ロスした基礎工事ですが、今日は絵に描いたような
秋空が広がり、絶好の作業日和。
規模が小さいため、監督自ら土工事から捨てコンまでこなします。
もちろん経費上のこともあってのことですが、こうした姿勢は好感が持てます。
今日はHさんが在宅ということもあって、打ち合わせをしました。
ユニックでヒメシャラとハナミズキを移植し、垣根のカナメモチはユンボでそれこそ
楽々と根こそぎ、整地して根切りが始まりました。
根切りとはよく言ったもので、地中には相当の根がはびこっていてそれを切って
基礎のための掘削。
更地であれば墨出した後、根切り開始となりますが、庭木の処分からとなると
一工程作業が増えることになりますね。
田中 宗一 (たなか そういち)
一級建築士(NO.95795)
オリジナルキッチン、天然素材のデザインリフォームのことなら、どんなことでもお気軽にご相談下さい。私が直接対応させていただきます。
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