Y邸-Ⅱ-10
TV台搬入
TVの裏側は、様々なケーブルでグチャグチャになります。
それをスッキリとさせることをN邸での経験で学びました。
3つのパーツからなるTV台が、今日初めて一つに合体しました。
(組んでしまうと運べない。)
ノリはあえて使わず、ダボだけのジョイントにしておきました。
何かの時にバラすことが出来るように・・・。
TV台搬入
TVの裏側は、様々なケーブルでグチャグチャになります。
それをスッキリとさせることをN邸での経験で学びました。
3つのパーツからなるTV台が、今日初めて一つに合体しました。
(組んでしまうと運べない。)
ノリはあえて使わず、ダボだけのジョイントにしておきました。
何かの時にバラすことが出来るように・・・。
TV台完成
YさんからTV台の相談を受けて、結局オリジナルでつくることになりました。
古いタンスなどを流用する案も考えましたが、急に見つかるものでもありません。
インテリアとマッチングすることも大事ですが、
少々乱調となる方が面白いと思い色を意識したデザインとしました。
本体は2200の巾があります。
サイズ的に集成材やランバーコア材を使う必要があります。
インテリアと色彩的なコントラスが出るように、手漉きの紙を貼り柿渋をかけました。
柿渋が紙に反応して結構強い色になるのです。
手掛かりはN邸で試みたものを、再度制作しました。
ほぼ完成
テーブルもクッションカバーも出来ていて、搬入設置すればほぼ完成。
テーブルは一人で運べませんので本宅の打合せも兼ねてYさんに
現場に来ていただき、手伝っていただきました。
クッションカバーの取り付けも一緒にやっていただきました。
裂き織りのザックリ感がテーブルの素材感とピッタリ・・・。
オイル拭き
前回左官に絡むところの木部のオイル拭きをやりました。
今回は障子に塗ります、
そして明日 建具屋さんが来て紙を貼ります。
家具工事を別途にしたり、石やタイル、洗面ボールを施主が
直に購入する形を取って、経費の削減と工務店の雑務の軽減を図りました。
リフォームでは短期決戦でもあるし、
効率的な作業環境を作るべきです。
柿渋・オイル塗りやコーキングの一部は私がやりました。
仕事の規模とも関わってくるのですが、
職人さんに一日お願いしなくても、という作業を監理のついでに
やってしまおうという訳です。
別の部屋で結構うまくいったので、
居間の床も、お施主さんが仕上げのオイルを塗ります。
家具の設置
家具の設置と建築との取り合いは、大工さんがやってくれました。
今週中には、左官屋さんが仕上げをやることになり完成間近です。
来週には建具が入り、器具付けです。
家具の中に、スイッチ類を納めるために電気屋さんも来てもらいました。
近年心掛けているのが、冷蔵庫を一般の視界から隠すことです。
プランニング上、常に出来るわけではありませんが・・・かなり優先的に・・・。
上の写真で丸いパネルの奥が冷蔵庫置き場です。
特に こうしたリビングダイニングの場合には、
冷蔵庫が見えなくなると 目に快適です。
家具を搬入・オイル拭き
やっと家具が出来上がり現場に搬入してもらいました。
居間のフローリングは既存をそのまま使う予定でしたが、
別の部屋の新しく貼られた赤松のフロリングを Y夫妻が見て気に入り、
やはり居間も と言うことになりました。
夫妻に床のオイル拭きをやってもらったことが、床材をしみじみ見ることとなり
心が動いたようです。
家具の上がりが 遅くなったのですが、結果的に工事のタイミングが合いました。
家具の製作
造作で家具屋さんが作れそうなものは、出来るだけ家具屋さんに
作ってもらうようにしています。
インテリア アイテムのプレファブ化と言えるかも知れません。
全てのアイテムをパーツ化するわけではありませんが、
設計はそれを意識してやります。
大工さんでは難しい仕事を、家具屋さんは楽々やってしまいます。
Y邸ではシステムキッチンを採用していますが、造作の中に組み込む形の設計。
機能的にも デザイン的にも、浮いたようにはならないと思います。
システムキッチンは便利ですが、施主のライフスタイルやインテリアデザインとの
マッチングを考えると、決して万能ではありません。
コスト的に見ても、家具として作って 特別高くなるわけではないのです。
住まいの心臓部に当たるところですから、
「システムキッチン有りき」の設計は 住まいの可能性を削ぐことになります。
左官屋さんと仕上げを相談。
29日の早朝、八千代 町のY邸の現場に出かけました。
ちょっと早く着いたので、隣接する公園を散歩。
桜並木の約一キロの遊歩道があり、良く管理されている素晴らしい環境です。
正面に見えるのがY邸。
Y邸から、公園の桜を始めとする 緑が借景として楽しめます。
大工さんに頼めないことは自分でやる。
物作りが好きで、道具なども一通りそろってきました。
Y邸-Ⅱでは、居間の天井に設ける化粧の桟を作りました。
自宅の寝室の天井で一度試みて、他所でも使える感触を得ていました。
形やカラーリングを他の人に頼むより自分でやった方が面倒がありません。
レッドシダーは、加工性が良く柿渋との相性も良く存在感があります。
安い材料ではないのですが、使い方次第でデザイン的な効果が期待できます。
家具で勝負
リフォームにおいては、特に家具の比重が大きくなります。
生活の形が出来上がって、それに添ったインテリアを再構築するために
家具の果たす役割が大きいからです。
空間と造作と移動家具がうまく融合しあって上質のリフォームが出来上がります。
Y邸-Ⅰにおいては予算のこともあり、出来るだけ家具でまとめようと思いました。
友人に腕のよい家具屋さんがいるというのが、第一の理由です。
それと非常にリースナブルなのです、高くないのです。
家具というと高いというのが一般的な相場ですが、彼のところはそうではないのです。
何と、田舎家を衝動買い!!
二ヶ月ほど前に、あるギャラリーで私のところを知ったYさんが、
船橋の方からリフォームの相談にみえました。
しばらくしてYさんから電話があり、
「ぜひお願いしたいのですが、実は茨城の方に田舎家を買いまして・・・、
どちらかというと、そっちの方を先にやりたいのですが・・・・。」
「はあ~?」
「友達からすすめられて・・・・。」
「見たら、たたずまいが気に入って・・・、庭もなかなかすてきなので・・・。」
これがその衝動買いのように買った家。
西南が市の公園、道路を挟んだ東側が田んぼ。
見せてもらえば得難い物件・・・と言えそうです。
でも、ちょっと前に船橋のY邸を打合せを兼ねて実測しに行ったのですよ。
田中 宗一 (たなか そういち)
一級建築士(NO.95795)
オリジナルキッチン、天然素材のデザインリフォームのことなら、どんなことでもお気軽にご相談下さい。私が直接対応させていただきます。
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一級建築士事務所游工房
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