テーブルを作る
北千住のかほりやがマイナーチェンジすることになりました。
前回2階部分のカウンターをテーブル席になおしたのですが、今回はそこを
小上がりにすることに、暇目な8月の盆過ぎに工事を行います。
三日間を現場施工に当てますが、事前に準備出来ることはしておく必要があり、
まずテーブル(座卓)を2台作ります。
最初の小上がりのスタイルと同じにします。
6人席と8人席、4列の川の字レイアウトと一直線のレイアウト、6人、7人
8人そして24人までのグループに対応できるテーブルアレンジが可能となります。
多様なテーブルアレンジであらゆるグループのお客さまに対応しようと言う
店側の意向、高稼働率を狙います。
お客さまの人数への対応出来る席づくりが、売り上げUPの決め手であること
が何年かの経験で明らかになってきたのです。
この7月は開業以来最高売り上げを記録したそうです。
震災以後、飲食業界は落ち込みが大きいらしいのですが、かほりやは緩やか
ながら右肩上がりの売り上げ。
開業以来、理想のお店のあり方を求め続け、店づくりをさまざまに行ってきた
成果だと思います。
こんなにこまめに店づくりをやっているところは少ないと思います。
常に改良点を探し、解決して行こうという姿勢は教えられるところ大です。
すぐ近くに東京電機大学のキャンパスが出来、それもチャンスと見ての今回の
改装、売り上げ増の時(今)に手を入れるというのがオーナーの青木さんの哲学。
この数年の間に4回目の工事ですから、尋常ではありません。
閉める店が多い中、きっとお客さまも驚くはずで、それも店のプロモーション。
かほりやのブログは「繁盛店の作り方」と言うことでいろいろと書きました。
繁盛店の基本的な構造というか、構成、デザインがきっとあると思いますが、
作り方の先に「繁盛店にしていく」という段階があり、その階段を少しずつ上って
来たと言うことだと思います。
始める前はある想定をする訳ですが、想定通り行かなかったときどうするか
というのが大問題なのですね。
それに一つずつ答を与えていく、それが出来れば繁盛店になっていくのでしょう。
大きな工事ではありませんが、かほりやの大きなステップとなるに違いありません。