Y邸はDIYによるブロック+木造の住宅、建てて30年近くなります。
何年か前にリフォームを行いましたが、建具までは出来ませんでした。
今回その木製の建具を新しくすることになりました。
建具屋さんはいつもの最強コンビ泉川さん+富田さん。
この日も35度はいっていると思われる暑い日、ただ藤沢と言うところは
海に近いせいでしょうか、風があるのですね、それが救いです。
今ではほとんどがアルミサッシュ、木でやる人は本当の少数派。
ブロック造のY邸では、収まり的にもアルミは無理でしたから木にしたのですが、
30年近くもったのですね。こまめに塗装などすれば結構持つと言うことです。
枠などは非常に簡単な収まりなのですが、ほとんどやられていないのです。
まだ使えるのです。これがアルミサッシュの取り替えだったら、大工事だった
でしょう。木というのは手を掛けることが出来る材であり、構造だと言うことです。
それも泉川さんという建具屋さんがいてのことですが・・・。
今回はペアガラスを使っていますから扉の厚さを45mmにしました。
最初のが30mmでしたから、5割増し、しっかりした感じがします。
木製建具は現場で枠にあわせて削って調整しますから、その手間がなかなか。
今回は塗装屋さんが入ります、塗れるところは先行して塗ってもらいました。
金属製と違って人間に近いというか、なじめるというか・・・、住まいにもっと
木の建具を使いたいものですね、ホント。
金物類は「堀金物」のものを使っているのですが、30年たってもほとんど
まだ使えるのです、感動的です(それだけ高価ではあるのですが・・・)。
古い建具は細かく切って暖炉で燃やす燃料となるそうです。
ガラスだけは、不燃ゴミとして出すしかありません・・・。