ご近所での仕事です。
北側の巾825mmの狭いところに物置を作りました。
狭ければ狭いほど設計上の工夫が必要となります。
設計者の宣伝文句のようですが、作り方まで考えに考えてこれしかないという
極限に近い案を考え出しました。
梅雨入りしたこの時季に、運良く3日ほど雨が降らない日が続いたお陰で
今日、無事に完成させることが出来ました。
大工さんも近くの人で、去年ゴミ置き場で世話になった竹内さんと親父さん。
穏やかな人柄で、とてもスムーズに気持ちよく作業が進みました。
材料はすべてホームセンターで調達、合計で6万円程でした。
親父さんは70歳をとうに過ぎているのですが、身のこなしもしなやか、それに
長年の経験が随所に活かされ、大きな戦力 大活躍でした。
作ることが本当に好きでたまらない、という感じが良く伝わってきました。
親子で仕事が出来る幸せ、なかなか最近ではお目にかかれない光景です。
いわば棚壁構造とでも言えると思いますが、ガリバリュームの波板を張って
仕上げてから境界まで移動、屋根を作り、壁を作り、内部を仕上げて、
最後の外壁を張りました。
2カ所の内倒しの風抜き窓は、木製のフレームに中空板張り。
狭くてもかなりの収納力があります。
シーズンものの扇風機や石油ストーブなどをしまっておけます。
ラーチ板とツーバイ材で出来ているのが新鮮らしく、息子さんが勉強部屋にしたい
と言ったとのこと。
まあうれしいことを言ってくれますね。
大半が新建材とビニールクロスですから、こうした無垢材や素材感のある
ラーチ材は意外と受けるのですね。