サカナのドアをつくる。
今回の改装は、2階の厨房とカウンター席の部分です。
ついでに、手付かずのままとなっていた階段にも手を入れます。
2階席へ上っていく階段の正面がパントリーのドア、それに楽しげなサカナを
はめ込もうという魂胆です。
8ヶのサカナのカットをして、柿渋でカラーリングそれを家具屋さんに渡し
ドアにしてもらいます。
はめ込まれるサカナはアーティストの上田さんに作っていただきました。
ドアのため2cmもあるダルガラスは重くて使えません。
薄いカラーガラスを重ねて、楽しげなサカナにしてもらいました。
バリが出ないように先ずカッターと彫刻刀で輪郭を取り、ジグソーで抜きました。
なかなか手間のかかる作業ですが、人目を引くデザインを生み出すのには
エネルギーの量が必要になります。
多くの目線、視線を受けるわけですから、それに耐えるだけの有形無形の
作業量が内包されていないと忘れ去られてしまいます。
シンプルなつくりのドアにさまざまなモチーフのアートなガラスをはめ込む
それもあまりお金がかからない方法で・・・、そのための試みでもあります。