トビラに嵌め込む木の葉のガラスが出来上がり、作家の志野さんが届けてくれました。
大小のガラスの葉っぱが5枚、一枚だけ色を加えてもらいました。
形と厚さが一定ではありません。
それは良いのですが、少々ねじれています。
建具屋さんは、嵌め込むのに少し苦労するでしょう。
ハンドメイドの魅力を、ドアを開けるたびに感じてもらえるのではないか・・・、
設計者の期待するところです。
今日、設計の合間を縫って私は柱頭飾りを作りました。
階段の隅に立っている 100×100の鉄骨の柱上部に取り付けるものです。
穴の開いているところが柱の通る位置になります。
柱頭飾りは、想定している幾つかアイキャッチャーの一つです。
設計の段階でも考えるのですが、現場が始まると「ここにもあると面白い」と
いうことで増えていきます。
抑えないと効果が薄れます。
最近は記憶に残るようなアイテムを幾つか、意識して置くことにしています。
記憶に直結するのは建築自身であったり、家具であったり小物だったりします。
ポイントは小さなアイテムで記憶に訴える・・・、です。
特に商業系では大事なことで、記憶に残らないような場は問題外と言えると思います。
限られた条件の中でそれを創り出していくための小さなストーリーを考え、
形 素材 仕上げを決めていきます。
そして尋ねられた時のための「能書き」も準備しておきます。