「インパクトのある蕎麦屋さんを作りたい 」
計画地は三郷のTXの駅の直ぐ近くで、幹線道路が交差する角地。
広い歩道があり、見渡すとキャノンのビル・外環・TXの高架が目に入ります。
そうした未来的な雰囲気の中での、蕎麦屋さんのあり得べきデザインを
意図しました。
第一案は2階建てで、歩道ぎりぎりまで店舗を接近させ
カフェのように通りへ開かせることを考えました。
車は建物の背後に隠します。
店舗は角に合わせ大きなRを描き、サイズの異なる柱を数建てます。
インテリアを積極的に見せて、お店をアピールします。
見られる「おそば屋さん」です。
第2案は3階建てで、前面に車を置きます。
建物まで引きがある分高さが必要と考えました。
いくつものRの屋根を重ね、デザインを訴求します。
店舗のフロントは不規則な縦格子で和の「かおり」を作ります。
同時にインテリアをある程度見せ、ある程度見せない仕掛けとして働きます。
通りの人に関心と興味を持たせる狙いがあります。
店主は若い2代目 そのこともデザインに反映させる必要があると思います。
人は建物から オーナーのことを想像しますから、
若さや元気の良さ・未来へ向かおうとする気持ちを、
デザインに反映できればと思います。