住まいの「快適さ」 ってなんだろう
Nさんと改装の打合せを重ねた中でで生まれてきた考えが
リラグーゼーションということ。
気持ちを解放させる場としての住まいの有り方です。
快適であることは、そのための一要素のように思われます。
物理的かつ心理的に機能する空間を探すのが、
設計の仕事であるに違いありません。
天然材を出来るだけ取り入れるのもそのためといえるでしょうし、
あえて節有り材を使うのもリラックスのためと言えると思います。
高額な材料は「リラックス側」に働かない、ということもありそうです。
台所を始め水回りのリフォームはすでになされているのですが
ライススタイルに対応したつくりとなっていません。
今回は、家族みんなにとって居場所のある場づくりをします。
N邸のリフォームのポイントは、
1)快適なユーティリティー(洗濯室)
2)子供達と一緒になって遊んだり勉強したりするコーナー
3)気持ちよく食事が出来るダイニング
を一室空間の中でバランス良く構成することです。
洗濯室は日々の生活の中で欠かせない、重要なスペース。
台所からドア無しで行けるように、そして居間側に窓を設け、
孤立しない場としました。
仕上げも居間と共通、元気が出そうなカラーリングを考えています。
本棚と一体化したデスクコーナーはパインの集成材と
無垢材でカジュアルで、木の香りがあふれる場となります。
テーブルに置かれた仕切りカウンターは、デスクを広く使うときに
移動することが出来ます。
ガーデニング用の作業コーナー
ベンチを設け、作業の合間にお茶が飲めるようなイメージです。
屋根はテント、優しい雰囲気が作れると思います。