‘再会’
ホテルでインフォメーションをチェックしていると、
ピンと来るDMに出会いました。
それは、設計から藍染め作家になった大学時代 世話になった先輩のもの。
作品はなにかの折に見たことがありましたし、
那須にアトリエを構えていると 人づてに聞いていましたが、
DMで記憶が蘇りました。
35年ぶりの再会でした。
那須の地は幹線からちょっと 内に入っていくと、素晴らしい風景に出会えます。
先輩(渡辺 興さん)のアトリエは、絵のような環境の中にありました。
森と林と田と畑が 醜い人工物でけがされることなく、存在しているのです。
彼は今、作家活動の比重を少なくして
那須の環境問題(美化・ゴミ)に関わっているとのことでした。
私たちの日頃 目にするものに比べ、
こうした風景は奇跡のようです。
ものを作る人間として、最低醜いものは作らないという
覚悟を持たなくては、と思います。
先輩に教えてもらったそば屋さん‘ほし’。
このあたりは那須らしい自然が守られていて
紅葉など素晴らしいに違いありません。
国立公園内の分譲地、厳しい規制の中で作ったとのことです。
木の立体作品が置いてある店内。
イスは建築家の奥村先生の作、とお見受けしました。
ゆっくりとした朝食のおかげでそれほどお腹が減っている
わけではありませんでしたが、
そば好きの私としては、・・・食べました・・・。
ビュッフェスタイルのホテルの食事は、食欲制御困難。
夜も朝も食べ過ぎ・・・。
というわけで、‘一食は 蕎麦’は必然です。