F邸の居間食堂は2階にあります。
階段の上り下りが多くなりますが、プラスのことも多くあります。
主室を2階にする最大の理由は採光です。
それと関係しますが、伸びやかで開放的な空間が作れます。
窮屈さも 大分和らぎます。
敷地が広ければ、あえて主階を上にすることは無いと思いますが・・・、
屋根のデザインを インテリアに反映させることが出来ます。
採光、通風そしてデザインの自由さ、狭い部屋を1階に
広い空間を2階に持ってきた方が 構造的にも有利です。
特に 台所が2階の場合、ゴミやちょっとしたものを外部へ置くというわけに
いきませんから、付随する収納庫などが最低必要です。
F邸の場合、最初のころサービスバルコニーを設ける案も検討しましたが、
最終的に 収納庫(食品庫)を設ける形に落ち着きました。
収納庫は 台所をきれいに使うためにも必要です。
調理器具は増えても減ることはないでしょうし、
カウンターに多くは置きたくありません。
頻度の少ないものは 収納庫の棚に置いて使うと良いと思います。
バック棚は全体のデザインに合わせ、システムキッチンではなく
シナベニアを使った造作としました。
台所から東側(道路側)の眺めです。
奥が和室となっていますが、床がタタミというだけで あとの仕上げは居間と同じ。
和室の引き込み戸を開け、居間・台所と緩やかに繋がりります。
階段と居間の間に建具を設けました、良い季節には開けておきます。
オール電化のF邸はエコキュートで給湯をまかないます。
機器がかなり大きいので南側の設置となりました。