中古で買った現在のすまいは、実は接道条件を満たしていない敷地ということが建て替えを計画して判明しました。
現在のすまいを少しでも大きく 建て替えたいために 購入した隣接地は、大手の不動産屋の仲介物件、
まさか建て替えの確認が取れない、などとお施主さんは思いもしなかったのです。
建て替えが出来ると、信じていたのです。
設計のデータとしてもらった物件案内には、みなし道路と書いてあり確認が取れそうな印象を与える表現がなされていました。
(ところが重要事項説明書には否定的な記載、チラシは出来そうな表現どうもその辺をしっかり説明していなかったようです。大手でよかった!)
半年以上も役所と折衝し、通路に隣接する方々の実印もいただくことがで、
「通路協定による道」という形で審査会を無事通過。
確認も下ろすことが出来、実施設計業務完了。
延べ床40坪、 2世帯6人家族のための 木造3階屋上付きのすまい。
みなし道路の適用は受けることは出来ましたが、
境界から50cmのクリアランスが必要で、
この条件が厳しかったです。
これほど確認作業に骨を折ったことは無いですね、ホント疲れました・・・。
お施主さんがとてもよい方で、何とか気持ちを維持することが出来ました。
そしてやっと地鎮祭がやれる段階に、・・・ほっ!。
となりの土地は借金してでも買え、とは よく聞く話です。
買う前に役所に行き 相談していたら、お施主さんは買うことに迷ったでしょうね。
建て替えが出来ると思って買ったから、必死になって審査会まで持ち込めたのでしょう。
大変な苦労でしたが、その苦労が報われました。
お施主さん一家 無事地鎮祭も済み記念撮影