かつては、一度に9人が住んでいた 70坪の2階建ていなか作りの家の改装です。
現在は2階に寝室があるのですが、お年寄りにとって階段の上り下りが大変、
最近とみに困難さが増し、それがリフォームの引き金となりました。
要望の骨子
1) 1階に便所が付属した寝室をつくる。
2)台所を使い良くする。
寝室
1階の二間続きの和室の一つを寝室にします。
寝室を広縁まで広げ、一画に便所を新設します。
浄化槽まで距離があるのですが、何とか勾配が取れそうです。
台所
お年寄りにも使いよい収納。
つくって、食べて、片づけるというスムースな流れのレイアウト。
設計のポイント
1)毎日 使う収納はオープンにして 見えるように。
台所は使いよいレベルでのオープン棚
寝室はワードローブではなくて、オープンな洋服掛け。
2)家具・造作はいざというときには手すり代わりとなること。
3)建具は透明な板を入れて、見通せ、気配が感じることが出来るように。
4)防犯:電動シャッターを設置。
5)広いすまいの中で台所と寝室を生活拠点と考える。
6)天然材を使い、元気の出る 明るい仕上げとすること。
7)寒さ対策の一つとして寒い玄関を他と仕切る。
8)デザイン的にも魅力あるものとする。
古くからの農家とあって 地域の交流が盛ん。
毎日のように知り合いや友達が訪ねてきます。
毎日の庭作業も欠かせない楽しみです。
この地域は 区画整理事業地区のため、 何年この家に住めるのか
わからないとのことですが、
元気なうちはここで生活したいという希望です