システム・断熱材・仕上げ材などの総合的な効果といえるのですが、
冬に活躍のシステムが 夏も結構いけるといういうことです。
うれしいというか ほっとしました。



仕上げをかなり絞ったこともあり、そして和室とデッキにつながる空間の
連続効果から、狭いにかかわらず広々とした感じがします。
もう一つは単純な四角の空間ではない というのも広がりを感じさせる
要因です。



トイレも洗面所も珪藻土の壁となっていて、快適な場になると思います。



寝室からのベランダから、前の公園が望むことが出来ます。
自前で緑を準備する必要がありません、ありがたいロケーションです。



エントランス周りに少しRを使っています。
それとデッキの板壁がこの家の外側のデザイン的特徴となっています。



8帖弱のデッキは板の壁で囲われているため、天井のない部屋のような
イメージです。
居間になったり、お孫さんの遊び場になったり、
気分が向けば食事をする場にもなります。

目の前がこざっぱりした公園、緑の必要はありません。
Oさんはお蕎麦屋さんを経営されているので、
出来るだけ生活はシンプルかつコンパクトが望ましいのです。
道路側に小さな花壇を設けられていますが、これは通りへのたしなみの
ようなもの。
ちょっと緑が建物に加わると表情が豊かになります。

Oさんの住まいに対する明快なアイデアがすばらしい住まいを
作り上げました。
居心地の良いコンパクトな住まいでOさん家族はさらに親密さが
増していくに違いありません。
自画自賛ですが、いい家が出来上がりました。