加奈に頼まれて飾り棚を作ることになりました。
3月のギャラリーは出町さんの陶器です。
彼の作品ディスプレーを考えていて、ある棚のイメージが浮かんだようです。
時々、適当なスケッチをして制作を頼まれことがあります。
材料はいつものツーバイ材、まず140巾に落とした材の面取り。
替え刃式の安い面取りカンナを使ってみましたが荒っぽい材なのでサンダーが適当かも知れません。
2枚接ぎで280巾の板にします。
棚板の両端をカット。
棚板に楔用のホゾをほります。
方立のホゾはドリルとジグソーでやりましたが、垂直に彫れるトリマーの方が良かったかも知れません、 結果論ですが。
加工したパーツに柿渋塗り、今回は黒の顔料を入れました。
組立、完了。
昔、よくあった本箱の造り、違い棚を取り入れたデザインです。
意外と組み上げるのが手間でした。楔で最終的に締めるのですから、ホゾにもっと余裕を持たせればよかったようです。
今はムク材の棚が少ないせいかほとんど見ませんが、デザイン的に面白く展開できそうな気もします。
23日からのギャラリーでお目見え、出町さんの造形力溢れる作品にうまくマッチしてくれると良いのですが・・・。