次女の1年のイギリス留学が6月末で終わる。
コース終了に合わせて私と娘のドライブ旅行を計画した。
一昨年(2003年)から04年の前半は忙しくて土日もないような状態だったが、この機会を逃せば、
多分イギリスへ行くようなことはないだろうと思い、行くという決断だけは早くに言った。
彼女の英語が言葉の障害を低くしてくれるだろうという期待も大きかった。
正月の頃から周囲に「行くぞ、行くぞ」と言い始め、仕事関係にも早くから計画を伝えて、既成事実化に勤めた。
意外とイギリスについて知らないということにも気が付いた。
パック旅行で2~3日のロンドン観光を経験しているくらいだ。
イギリスの建築等は雑誌等で良く見るがその程度である。
娘からどこへ行きたいか?という質問に、「出来ればナローボートに乗ってみたい。
湖水地方とカントリー・サイドをドライブ、クラフト系作家にも会えたら」と、メールで返信した。
『イギリス病のすすめ』と言う対談集を期待せずに買って読んだ。
ヘニョヘニョ国家へのソフトランディングと言う下りが面白かった。(これは何となく旅行を通して微かに実感できたような気がする。)
真際に近くの図書館で、旅行書を何冊か借りて目を通した。
農家民宿のことを知り、田園地方のドライブ?農家民宿?美味しいディナーとデザートと言うイメージが出来上がった。
イギリスでは観光案内所が発達していて、情報は幾らでも手に入ると言うようなことが書いてあった。
食事も美味しくないことが相場のように言われているけれど、全く逆の話が書いてあり・・・人が住むところ美味しいものがあるのは当然と、
妙に納得した。
芸術新潮8『イギリスの歓び』の美しい写真もカントリーサイドへの導きとなった。
林 望の
『イギリスはおいしい』を読んでお土産物にニシンとサバの薫製にしようと決めた。(魚好きな私の中でもニシンとサバは最上位。)
毎日スケッチをすることを自らに課した。MUJIでそのための小さなノートを買っておいた。娘からは早々と旅行プランが送られてきた。
「ロンドンのホテル、ナローボートの一泊クルーズ、レンタカーの予約をした。」長女の友だちがロンドンに居る。
おみやげに煎餅と幾らかのインスタント食品を買い込んだ。