29日 鳥のさえずり、窓から外の風景を見る。水面に水鳥(カモ)、岸辺に立つ木々、 牧草地のような草原、その先の緑深い森、感動的な朝。
虫よけスプレーを持ってきたが、煩わしい虫も蚊もいない。ボートを出て近くを散歩する。道路を少し進むと橋のふもとにB& Bの看板が立っていた。
朝食:最初に、おいしいグレープフルーツが出た。ここでも正しいイングリッシュ・ブレックファースト。
ボートの説明
船首にちょっとしたデッキスペース(すまいのポーチのようなもの) がありそこから食事をしたりするラウンジへ入る。スタッフ用のトイレがありキッチンと続く。今度は客用の洗面所・トイレ・ シャワールーム。
扉があり第一のベッドルーム(ワードローブ付き)また扉を挟んで第2のベッドルーム(ワードローブ付き)。
また扉があって操舵室。そして外。
操縦している時はスライド式の天窓のようなフタと両開きの扉は開けておく訳で、 雨の日や寒い日は結構シンドイ仕事だろう。
うら若き日本の女性がボートを動かしている姿は必然性と偶然性の不思議な一致とでも言ったらよいのか。
岸辺にある何軒かは友だちだそうで、あいさつを交わす姿はとても素敵だ。
人生を自ら切り開いている人が持っている輝きと自信のようなものが感じられる。
多くの日本人がクルーズにやってくるとのことだが仕事を越えて、彼女の生き方に触れて、触発されることもきっとあるだろうと思う。
上りは2時間半。屋根の上で変わり行く風景を十分楽しみロックの開閉を手助けしたり、舵を握らせてもらったりした。
到着後支払いを済ませ、コッツウォルズ周辺の農家民宿の予約を敦子さんに頼んだ。
レンタカーを借りてくるまで荷物を預かってもらうことにして、駅の隣のオフィスへ。
車は日本にも輸出されている1.6Lのフォードハッチバックでマニュアル車。
こちらではどう言う訳かマニュアルが圧倒的に多い。
荷物を車に積み敦子さんと別れ、いよいよドライブ旅行。
とりあえずは敦子さんに予約をお願いした農家民宿を目指し、娘のナビでスタート。
彼女が前もって道路マップを買っておいてくれた。
道路網はよく整備されていて、モーターウェイ(高速道路)のMに始まり、次のA道路、B道路ときれいにナンバリングされて、マップとの照合になれてくると実に簡単に目的地へ行くことができる。
現実にいる場所が地図上で常に確認できる。
特有のラウンドアバウト(ロータリーのようなもの)もなれてくると、スイスイ走れる。
道を間違えても修正が容易だ。
2日間コッツウォルズの拠点として、農家民宿’The Brooklands Farm’を予約してもらったが、後は行き当たりばったりでの宿探しとなる。