襖に墨で刷毛目を付けた和紙を貼る。
Y邸の既存の戸襖の化粧直しです。
おばあちゃんの和室が居間に面していて、2枚の戸襖で仕切られています。
その居間側を改装に合わせて貼り直しました。

おばあちゃんの書を素材に使わせてもらいました。
お施主さんの持ち物で、使えそうなものは出来るだけ取り込みたいと思います。
ある種の施主参加でしょうか。
建て替えの時に、古い住まいの何かを使うということをします。
残せるものを厳選して残す、存在してきた証をどこかに留めておきたい、という思いです。
市松柄が我々のデザインとして定着しつつありますが、
今回は更に半分のサイズで市松を試みました。
大きいのも面白いです、小さいのもいけると思います。

おばあちゃんの書は、スパイスのように使わせてもらいました。
多分、自分の作品かどうか判明不可だと思います・・・。
そのくらい切り刻んでしまいました。
襖のデザインが良くならなくては、裸の王様ということになってしまいます。
作者がド~ンと前面に出なくても、密やかな出方で良いのではないでしょうか。
Yさんのおばーちゃんは83歳まで車を運転していたという、大変な方。
書の方も立派な潔い、意志の強さを感じさせるものがあります。
それを切り刻んでのコラージュですから、複雑な思いもないわけではありません。
今日は一枚で TIME UP 明日もう一枚の方を仕上げる予定です。
