この建築ついては何年か前に何かの雑誌で見、読んだ記憶がある。
今回 知り合いにつれられて訪ねることができた。
江戸時代末期に建てられた古民家をデザイン事務所+ギャラリーに再生させそれに別棟で新たにギャラリーを新築した構成となっている。
(その他に陶芸のアトリエと電気釜の小屋がある。)
周りの自然に良く溶け込み、それと一体となった環境が見事だ。
簡素かつ直栽・伝統と継承・新しい田園生活の試み・・・。
古民家再生の先駆的な実例と言えるのだろうと思う。
空間の初々しさは生活空間ではないことにも因ると思われるけれど歴史に対する現実的で柔軟な感性と、
建築の有り方への実験的な姿勢が感じられ、伝わってくる。
原点や理念を想起させてくれ、気持ちが洗われ清々しい。
建築の力、場の力、環境の力、様々な力を素直に感じることが出来き、気持ちの良い時間を過ごすことが出来た。
作者に感謝。

正面が歴史的建築、右側は新しく建てられたギャラりー。新旧がバランス良く響きあっている。

縁側:古さが見事に新しい空間に転換されている。

かっての土間、今エントランスホール。茅も藁縄も比較的新しい感じ。

ギャラリー:これ見よがしにフレームを見せない潔さ。

土間の方を見る。大きな壁と大きな開口部。壁をしっかりと取ったことが素晴らしい。

ギャラリー棟のエントランス。手が届くような軒は建築を親しみ易くし、内部への期待感を高める。
\ イギリスのカントリーサイドが素晴らしいのは風景と親しみのある民家群によると思う。
外回りはできるだけ原型をとどめ、 内部は新しく快適にする。
生活資源が観光資源となり地方の経済を支えるベースとなる。
印旛の家はそんなこと感じたイギリス旅行を思い起こさせてくれた。
日本中にこうした試みがもっとあっていい。あるべきだと思う。
印旛の家:千葉県印旛郡印旛村山田683
0476-98-2733
E-Mail:takano_dpr@mta.biglobe.ne.jp
事務所名:高野デザインプロデュース
(高野 祐之さん)ギャラリー:高野さんの奥様が主催(洋服・焼き物等のクラフト作品を展示・販売)
